職場ではハイポリのプロジェクトしている背景チームがレンダー時間で苦しんでるのを見て、ちょっと寄ってみました。
- こんなに良いPCなのにそんなに遅い? って聞いてみました。
彼らのPCは i7 16GB なんちゃらなんちゃら、俺は使っているPCと比べて何倍も速いはずです。
- なんとかならないんですかって聞かれました。
でもレンダーとマテリアル設定変更はNGっていうからそれ以上にやれることはほぼないでしょうね。
いくらオプティマイズしても大した差が出ないと思いながらPCを触ってみました。
なんと、Mayaは32bitだった!
なんで?まぁそこらへんの会社の事情は分からんけど、タスクマネージャーを開いてみるとMayaのCPU使用率は100%ではない。20%まで下がったり、70にあがったり不安定でした。
そして、メモリーは2GBいっぱい使っていました。
32bit のソフトは最大 2GB までしか使えません。
OSは64bitでもソフトは32bit だったら 2GB しか使えません。
これじゃ、メモリーが足りないからCPUが暇なんじゃない?と単純に思いました。
16GB もあるのにね。
32bitのOSで使っていた 3G switch を試してみることにしました。
そのやり方:
1. ウィンドウズメニューを開いて、すえてのプログラムを選んで、アクセサリのなかにあるコマンドプロンプトに右クリックして、管理者として実行
2. すると、次のコマンドを入力:
bcdedit /set IncreaseUserVa 3072
コピペーはマウスでやれば出来ます。CTRL+Vはダメです。
3. ウィンドウズ再起動しなきゃいけないけど、後輩たちのPCではそのままでも効果があったっぽいです。
これで完了。
念のために、3G switch の解除方法も書いておきます:
bcdedit /deletevalue IncreaseUserVa
http://usa.autodesk.com/adsk/servlet/ps/dl/item?siteID=123112&id=9583842&linkID=9240697
これは Windows 7 と Windows Vista の場合のみです。 Windows XP の場合は boot.ini の方法になります。えっ、まだXPを使っているのに知らない?じゃあ、ググって下さい。
話に戻りますが、これを入れたらレンダリングが結構速くなって、期待以上の効果でした。
時間は計っていないけど、すぐに実感が出来るほど速くなっていたらしいです。
そんなにミラクルなオプションではないはずなんですけどね。
まぁ32bitは結構ネックになってると思います。
一応ブログにも載せておきます。
もちろん一番良い方法はMaya を 64bit版に変えることです。
このやり方はWindows Vista / 7 で 4GB を使っている人には役に立ちそうですけど、高性能のPCを持っていれば32bitを使ってアホらしいです。
フェラーリを買って都内の普通道路しか走らないと同じぐらいアホです。まぁ、フェラーリだったら一応格好を付けてチャラい女の子たちが寄ってくるからまだメリットがあるかもしれませんね。
フェラーリ欲しいな。