他のプロジェクトも同じMaya 2016.5 を使っているので、今どのMayaが立ち上がっているかは分からなくなってしまうという問題が出てきました。プロジェクトの専用プラグインちゃんと動いているかどうかは確認すれば済む話ですが、ミスを防ぐために一見で見分けられるようにしたい。
とりあえず、-style cleanlooks などを試してみようと思いました。
こんな感じです:
C:\Program Files\Autodesk\Maya 2016.5\bin\maya.exe -style cleanlooks
使えるスタイルは:
gtk, cleanlooks, windows, windowsxp, windowsvista, macintosh, cde, motif, plastique, monolith

白っぽくて一発で違うMayaを使っているのが分かります。
しかし、見づらいな・・・。
元々のグレイバックグラウンドが残っているけど、文字が黒に変わってしまっているところが多くて、見辛い。
色設定で色々カスタマイズすればなんとか使えるようには出来ると思いますが、やっぱり元のUIのままで1ポイントだけ変えたいと思って、色々調べてみたら、QtGuiコマンドで変更が出来ました。
from PySide import QtGui
QtGui.qApp.setStyleSheet("""
QMenuBar {
background: rgb( 68, 100, 35 );
color: rgb( 225, 225, 225 );
}
""")
background は 背景の色で color は文字の色。0 ~ 255の数値で設定が出来ます。
以上のコードを実行すると、こうなります:

有効期限はそのセッションが終わるまで。
なので、Mayaが立ち上がるたびに自動的にこの色になって欲しい場合はuserSetup.py にこのコードを入れれば、毎度この色に変更されます。
因みに、userSetup.py をこのプロジェクトのMAYA_SCRIPT_PATHに入れれば、このプロジェクトを立ち上げる時だけに実行されます。
例えばプロジェクトはProjectXという名前にしよう:
- プロジェクトXのMayaスクリプトフォルダ: D:\ProjectX\Scripts
- D:\ProjectX にMaya.bat を作成する
このMaya.bat の中身は:
@set MAYA_SCRIPT_PATH = Scripts
@start "" "C:/Program Files/Autodesk/Maya2016.5/bin/maya.exe"
そして、userSetup.pyの中身は:
# -*- coding: utf-8 -*-
def changeUIColor():
from PySide import QtGui
QtGui.qApp.setStyleSheet("""
QMenuBar {
background: rgb( 68, 100, 35 );
color: rgb( 255, 255, 255 );
}
""")
changeUIColor()
userSetup.pyに色々入れているので、コードの整理と管理しやすくする為にファンクションに入れましたが、別に直下でもOK。
Maya 2011 から QtGui を使っているので、2011以降でしたら、こんな感じでUIの色は簡単に変えられます。QtGuiは色々調べれば、色々カスタマイズが出来そうですね・・・。