この間自作のPhotoshop AutoBackupスクリプトを紹介して、本当はMayaのインクリメンタル保存のようなものが欲しかったと書いたんですね。色んなところ探してみたけど、やっぱないよね・・・。
ありそうでないね、この機能。
Photoshopスクリプトの全く初心者なんだけど、JavaScript だとハードディスクにあるファイルの細かい情報が取得出来ない(多分)。このスクリプト作成するのは難しいよな、僕には無理でしょうねぇと思った・・・けど!、昨日PS-Scriptsを久しぶりに見ていたら、Photoshop上でJavaScriptファイルからVBSを実行する方法が書いてあった!これだ!VBScriptなら行ける!と思って、早速VBSで作り始めました。
そして、出来た~! これで保存イベントに繋げれば、フォトショップファイルを保存する時に別のフォルダにバックアップを保存してくれる!(mayaみたいに…XSIのBackup機能も似たようなものだけど)。
mPS Incremental Save
どんな機能?なにをする?説明しろよ!と思っているあなたに
ステップbyステップ!:
・開いているファイルの拡張子を確認して、PSDなら実行
・開いているファイルが保存されているかどうか確認、保存しているなら次へ
ここからは、[file.psd]というファイルが開いているケースにしましょう。
・バックアップフォルダがあるか確認して、ない場合フォルダ作成。
・バックアップフォルダに[file_001.psd]が保存されているか確認。ない場合、保存。
・[file_001.psd]が存在する場合、[file_002.psd]で保存する。
・[file_002.psd]が存在する場合・・・などなど、[file_005.psd]まで。
・[file_005.psd]を超えると、最後に保存されたファイル名を+1にする。例えば、file_005.psdの場合は
[file_001.psd]を上書きする。
デフォルトでは「5」ファイルまで設定していますが、VBSなので、maxfilesというところに好きな数字を入れ替えればすぐにインクリメンタル数を増やしたり減らしたりすることが出来ます。
細かい設定の説明はダウンロードページに。
これでMayaと同じようにファイルを保存するたびにインクリメンタル保存されるので、当然保存する時間が倍になってしまいます。しかも、Mayaと違ってファイルが結構重い場合もあるので、500Mb以上のファイルだとちょっとうざくなるかもしれない。特に一般ハードディスクの場合。
注意:
重いファイルを保存する時に、保存している途中に何かしようとすると(例えば、他のソフトをいじったり)、デバッグエラーが出てくる可能性があります。出たら適当に閉めておけば大丈夫です。
直し方が分かり次第スクリプトを更新します。