分かりにくいGUIに慣れるしかありません。
■ MCP:Transform SRT
Transform メニューの代わりは上のメニューにある「Modify」メニューです。
・オブジェクトの移動、回転、スケール
移動、回転、スケールを数値入力で操作するところは「Channel Box」になります。
しかし、これはオブジェクトの場合のみです。コンポーネントの数値は出ません。
・コンポーネントの移動、回転、スケール
コンポーネントの場合は Window > General Editors > Component Editor でしか操作が出来ません。

選択されているコンポーネント、それぞれのグローバル位置と回転情報が出てきます。
かなり使いづらいと思いますけど。
移動だけでしたら、上のメニューにあるXYZのボックスからも操作が出来ますが、現在の位置が表示されません。

あとは、Channel Box の中に「CVs (click to show)」というところにクリックすると、
選択されているコンポーネントのローカル位置が出てきます。

しかし、こちらはどの座標の情報かは分かりません。
全ては 0,0,0 になっているので、それぞれのポイントのローカル位置には見えます。
ま、あまり役に立ちません。
SIと同じように、現在選択しているコンポーネントのマニピュレーターの位置はGUI上で確認することが出来ません。
(多分、俺は今まで見たことがありません)
■ 移動、回転、スケールのオプション
それぞれのショートカットを押しっぱなし+左クリックすると
そのツールのオプションメニューが出てきます。これは覚えておくと便利です。
■ Neutral Pose
ありません
■ MCP : COG、Local、Global
回転のCOGはデフォルトです。
回転のLocal は Object。
回転のGlobalはありません。ピボットの位置を手動で原点にするしかありません。
■ MCP : Reference Planes, Plane
ありません
どうする?オブジェクトのピボットでなんとかするしかないと思います。
ピボットの話は次回にしましょう。
■ MCP : Proportional、 Symmetry、Child Compensation
Proportional と Symmetry と Child Compensation は 移動 移動/回転/スケールツールのオプションです。
SI の Move Proportional は 「Soft Selection」です。
SI の Child Compensation は 「Preserve Child Transform」です。
前回はシンメトリの話もしましたが、もう一回:
SI の Symmetry は Maya の 移動/回転/スケールツールの中にある 「Reflection」になります。Symmetry Map はありません。
この「Reflection」は選択ツールにもあります。
これはデフォルトのSIにはないオプションです。少ないけどMayaにも良いところがありますね。
この3つのオプションはちゃんと連動しているので、移動のオプションを変えると、回転などのオプションも変わります。
■ MCP : Constraint Compensation
ありません
どうする?
えっと、分かりません。
■ 入力ボックスに算数
SI と同じように 0.1+ とか入力することで全ての数値に 0.1 が足されるとか、そういのはありません。
全て一つずつやってください。
や~ありますよ!!
L とか R がない気がしますが、+ - * / ならあります。
その使い方は:
+=
-=
*=
/=
+=1 は 足す 1
などなど
これ以上複雑な関数はダメです。
SIみたいに (1+2)*(3-1)-R+ のような関数はダメです。
ま、+-*/ で十分使えますね。
一応 Component Editor、 Channel Box と Graph Editor では使えます。
Component Editor の場合は、複数のセルを選択して、一つに +=1 を入力すると、選択されているセル全てに1が足されます。
つづく
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